UAVによる航空測量小型航空レーザおよび空中写真による3次元点群測量航空レーザ計測は、GPS/IMUの情報と高頻度のレーザーデータにより、3次元点群データ(X,Y,Z)を抽出し、数値表層モデル(DSM)を生成し最終的に数値地形モデル(DTM)数値標高モデル(DEM)を求める際に用いられます。 | ||
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急傾斜地計測例
谷間の鉄路脇に樹木に覆われている岩盤を含めた地形を把握するために航空レーザーで高度200mより計測。樹木の繁茂が多かったので通常の倍のレーザー照射を実施。
地上レーザーの場合、高さのある山の斜面や傾斜地などの計測は厳しくなってしまうが、低空からの小型航空レーザーでは安全な高度から、効率の良い計測が可能です。
計測データから、等高線図、縦横断図、断面図等の各種図面作成や表面積算出及び土量計算等の体積計算も瞬時に行うことができます。
1㎡あたり60点程度の点密度で計測をした結果、樹木下地盤にレーザー光が届いていたためにフィルタリングも効率良く出来、地形をより細密に把握することができます。
レーザースキャナーとは
航空レーザー計測は地上にレーザーを地表面に照射することによりデータを収集いたします。これまでの写真測量と同様、地形の様子を捉えるのはもちろん、レーザー計測の最大の特徴でもある樹木下の地表面標高が得られます。
弊社機器はタイム・オブ・フライト(TOF)方式と呼ばれる、測定対象物にレーザー光線を照射してレーザーが返ってくるまでの時間を測定し距離に換算する方式を採用しています。 同時に、レーザーの照射角度から対象物の座標値(X、Y、Z)を算出します。
〇弊社機器(LIEGL VUX1-LR )の場合
・測量精度 15mm
・200スキャン/秒
・最大測定レート750,000回/秒
・50kHz~820kHzまでの6波長での測定が可能となります。
820kHzの波長の場合、50kHzに比べより細密なデータの取得が可能となります。
イメージ図のようにUAVから照射されたレーザは、まっすぐ地上に届くものと、樹木に当たるものがあります。最初に反射して戻ってきたものがファーストターゲットで数値表層モデル(DSM)の作成に使用されます。
そして最後に反射したパルスがラストターゲットで数値標高モデル(DEM)の元データとなります。