航空レーザー詳細

170827夕張オルソモザイク.jpgオルソフォト画像

急傾斜地計測例

谷間の鉄路脇に樹木に覆われている岩盤を含めた地形を把握するために航空レーザーで高度200mより計測。樹木の繁茂が多かったので通常の倍のレーザー照射を実施。

地上レーザーの場合、高さのある山の斜面や傾斜地などの計測は厳しくなってしまうが、低空からの小型航空レーザーでは安全な高度から、効率の良い計測が可能です。




計測データから、等高線図、縦横断図、断面図等の各種図面作成や表面積算出及び土量計算等の体積計算も瞬時に行うことができます。








1㎡あたり60点程度の点密度で計測をした結果、樹木下地盤にレーザー光が届いていたためにフィルタリングも効率良く出来、地形をより細密に把握することができます。

キャプチャ6.JPG平面図
キャプチャ7.JPG3D点群モデル

01レーザー.jpg

レーザースキャナーとは

航空レーザー計測は地上にレーザーを地表面に照射することによりデータを収集いたします。これまでの写真測量と同様、地形の様子を捉えるのはもちろん、レーザー計測の最大の特徴でもある樹木下の地表面標高が得られます。

弊社機器はタイム・オブ・フライト(TOF)方式と呼ばれる、測定対象物にレーザー光線を照射してレーザーが返ってくるまでの時間を測定し距離に換算する方式を採用しています。 同時に、レーザーの照射角度から対象物の座標値(X、Y、Z)を算出します。

〇弊社機器(LIEGL VUX1-LR )の場合
 ・測量精度 15mm
 ・200スキャン/秒
 ・最大測定レート750,000回/秒
 ・50kHz~820kHzまでの6波長での測定が可能となります。

820kHzの波長の場合、50kHzに比べより細密なデータの取得が可能となります。

イメージ図のようにUAVから照射されたレーザは、まっすぐ地上に届くものと、樹木に当たるものがあります。最初に反射して戻ってきたものがファーストターゲットで数値表層モデル(DSM)の作成に使用されます。
そして最後に反射したパルスがラストターゲットで数値標高モデル(DEM)の元データとなります。

レーザー概念図s.jpgレーザー計測概念図laser app.jpg弊社レーザー搭載ドローン

写真計測とレーザー計測の違い


コンタ比較.jpgクリックすると拡大します
拡大して見るとわかりますように、写真解析(左)と弊社にて取得した航空レーザー計測(右)の違いが一目で理解が出来ます。計測によって得られた等高線データは微地形が表現されるため、写真計測では大まかな表現となってしまいますが、写真計測では拾えない小さな沢などが航空レーザー計測だと明瞭になっているのがわかります。

微地形に反応する分、等高線の滑らかさが失われてしまうためご要望により、スムージング処理を行います。

「この地図は、札幌市現況図2千5百分の1を使用したものです」

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